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72 開きながら待つということ。

私はまだ慣れていない。

この不在を受けとめる生活に。

だから今日も開いている。

そして待っている。

 

けれどもこの不在を確認することには慣れてきた。

この粒にも、あの粒にも

あなたはいない。

 

あなたがいないことが分かる間は

きっと幸せなのだ。

だから、私は開き続ける。

そして、私は待ち続ける。

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